白老町には、ザックリと大きな河川が5つあり、その上流には滝が存在します。
白老観光協会のホームページによると、白老の滝三名所は「インクラの滝」「白老滝」「社台滝」となっています。
しかし、白老の滝はそれだけじゃない!滝好き、沢登り好きな方が白老を訪れるには、ワケがある!
白老の自然が大好きという室蘭市在住のフォトグラファー森さん( @muroranyakei )のサポートの元、なかなか見ることのできない景色に会うため、今回ナビは沢登りに初挑戦しました!
白老のその先にある絶景をご紹介します。
▼『石狩白老滝』の記事はこちら
▼冬の山北沢~カジカ沢の凍る滝はこちら
白老滝の基本情報 / information
高 さ | 40メートル |
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滝 幅 | 5メートル |
白老滝までの道のり
まず、最初は白老滝に向かいます。今回、ご一緒するのは、このメンバー!ナビと息子のダイソンを含めて6人です。森さん以外、今回のコースは全員初めて!大石橋の駐車場に車を停めて、スタートです!
駐車場から四季彩街道を300メートルほど大滝方面に行くと、対向に踏み跡が付いている道があるので、そこを降りていきます。
すぐに小沢にぶつかり、そこを降りていくと…
なめこがいました。むっちゃかわいいです。
白老川の本流に着きました。そこを左手に遡行します。ここで既に大きな水音が聞こえてきます。近い!
#白老滝
2019年10月27日 pic.twitter.com/dtXP73lNwj— しらおいナビ (@shiraoinavi) October 28, 2019
壮大な白老滝との対面です!
カメラマンからの「もっとローアングル!」のアドバイスをいただいて撮ったのがこの一枚
紅葉の絨毯と滝。ナビの写真じゃないみたい…。ここにずっといたい…と思うような素敵な場所でしたし、ここまでの小沢ですら楽しくて、写真を撮りまくるナビに、森さんから「これから行くところはもっとすごいから、バッテリー残しておいた方がいいですよ」とアドバイスを受けました。
これよりすごいって? 森さん、人をワクワクさせる天才!
死闘!白老の三重の沢を登る!
一度駐車場に戻り、車で三重橋付近まで移動しました。ここから沢へ降ります。
沢に入る前の紅葉の絨毯の上で撮った森さんとダイソン。
森さん、ダブルウインク(><)
一気にこんな光景で、テンション上がりました!
絶対に座りたくなる倒木!
皆さん、重い機材を持っているのに、早いです!
左側の滝は名前がわかりません。右手が三重の沢の最難関!ナビはカメラマンの視線の先を追いかけました。そうか~、こういう風に撮るんだな~。勉強になります!
#三重の沢 最難関の手前
2019年10月27日 pic.twitter.com/oCm5ScAE3z— しらおいナビ (@shiraoinavi) October 29, 2019
三重の沢には、こんな滝がいくつもありました。
そして、ここが三重の沢最難関の滝!本当に迫力が半端ないです。
この滝の左側に道があるのが見えるでしょうか?そこを登っていくこともできます。
ナビはこの迫力に押され、迷わずその脇道を登ろうと思っていたのですが「滝登った方が楽しいよ~」という森さんの一言で、登ってみたい!と思ってしまったんです…。
しかし…ここからは死闘でした!森さんがロープを出して、サポートしてくれました。
そろそろ登り切れる!という所でも「ここから気を抜かないで」という適切な言葉かけもあり、ナビなんとか登れました!!!
登りきれた達成感とか人の優しさとか。自然の偉大さや雄大さや怖さも改めて感じました。
全身くまなく力が入っていたので、もうガクガクブルブル。あの時の気持ち、うまく文章にできません。
さらに登っていくと…。
苔と水の流れが圧倒的に美しい場所にたどり着きました。
ここでオークリーのサングラスを発見しました!詳しく後述しますが、白老交番に届けてあります。
苔むす倒木がきれいでした。
この秘境の中でのおにぎり、最高でした!
#三重の沢
2019年10月27日 pic.twitter.com/OfVMp5R6Zm— しらおいナビ (@shiraoinavi) October 29, 2019
この中も歩いていきました。
その先の秘境!白老のイワナ沢へ!
先のトンネルを抜けて、林道に上がり、イワナ沢までしばらく歩きます。少しだけ青空が見えました。
イワナ沢左股の滝です。ナビが撮った画像はまったくどうしようもないレベルでしたので、森さんから提供いただいた画像をどうぞ!
四季彩街道を見下ろして、さらに奥に進むと…
また滝が見えてきました!イワナ沢の滝です。別名「天空の滝」
みんな思い思いに行動食食べたり、写真を撮ったりしていると、「もっともっと登れるよ!滝つぼまで行こう!迫力が違うよ」と森さん。そうなんだ~。行く行く!
しかし、大きなゴロゴロの岩場。なかなか上がれない所も。息子ダイソンが手を指し出してくれます。いつも鈍くさい母を見守ってくれて、感謝。
#イワナ沢の滝
2019年10月27日 pic.twitter.com/f9kzEjUqv4— しらおいナビ (@shiraoinavi) October 29, 2019
どんどん迫力が増してきます。
#イワナ沢の滝
2019年10月27日 pic.twitter.com/3N5BaGQ46E— しらおいナビ (@shiraoinavi) October 29, 2019
そして、圧巻の滝壺付近。スロー動画でお楽しみください。
そして、フォトグラファー森さんから画像提供いただいた魅惑のイワナ沢の滝もどうぞ!
これなら、魅力が100万倍増しで伝わりますよね!
滝に見とれていると、バックの山々に一瞬光が指して、神々しい景色が広がりました!
チョコボール発見!こんな岩場にも鹿がいるんだ…。
白老の砥石沢を下り駐車場へ
林道を戻り、砥石沢を下ります。
振り返るとこんな感じでした。初心者の練習用には登りやすいと思います。
調子よく降りていくと、
お風呂のようなくぼみがありました。夏なら、間違いなく入っちゃうでしょうね。
しかし、この後、最後の最後、もうすぐ駐車場に着く、という所にナメ沢があって、ナビ怖くて降りられなかったんです…。また森さんにロープを出してもらいました。ホント、すみません…。
そして、全員無事に駐車場へ戻りました。
今回の沢登りのために準備した道具
今回の沢登りのために準備した道具は、この3点です!
【沢タビ】
フエルトソールの沢タビを購入。
こんなところをこんな風に歩けるんだ~というくらい、滑らなくて、感動すら覚えました!
【ヘルメット】
正直、何度か頭を枝にぶつけました。沢では、目の前の岩にしがみついて腕の力も使って登る所もあり、そんな時は、初心者のナビは頭上にまで注意を払えていなかったんです。
絶対に必要なマストアイテムだと痛感しました。
【滑り止め付グローブ】
ネオプレーンの滑り止め付グローブをワークショップで購入。スキューバダイビングのウエットスーツなどにも採用されている素材なので、まったく寒さを感じませんでした。
そして、本当に滑らないんです。こちらも感動の一品でした。
【同行者のグッズ】
クマよけのスプレー。実物を始めて見たので、撮らせていただきました。意外に小さくてビックリしました。
また、皆さんのクマよけの鈴の音、とても大きかったんです。ナビが持っていた鈴は音が小さいので、次回までに大きな音がするものが欲しくなりました。
白老の沢登りでの落とし物について
三重の沢で拾ったこのオークリーのサングラスは、苫小牧警察署 白老交番(0144-82-2029)に届けました。お心当たりの方は、ぜひ連絡してみてくださいね。
ご不明な点があれば、ブログ内のお問合せからもご連絡ください。
持ち主に無事戻ることを願っています。
奇跡が起こりました
なんと、このサングラスの持ち主より、しらおいナビにお問合せが来ました!
そして、無事にお返しすることができましたよ~。
白老の滝が最高すぎる!
今回の沢登りは、白老滝を始め、三重の沢を登って、イワナ沢左股の滝、イワナ沢の滝を見て、砥石沢を降りるというルートで白老の滝々を楽しみました。
今回のコースは、何とか初心者でも行くことはできると思いましたが、それは頼れるサポーターがいてくれたからこそ。
ここは野生動物もうじゃうじゃいるエリアです。初心者だけで行動せず、絶対に沢登りや土地を熟知した方と一緒に行動してくださいね。
とにかく初心者のナビには、新鮮すぎるコース!白老にこんな遊び方ができる場所があるなんて、驚きと感動の連続でした。
白老、すごいな。楽しすぎるな。
ご一緒してくださった皆さん、本当にありがとうございました!そしてここに誘ってくださった森さん。このような貴重な体験をさせていただきまして、改めて感謝いたします。
翌日、全身筋肉痛のロボットと化してしまったのに、あのアドレナリン出まくりの体験が忘れられないナビ。絶対にまた行くぞ!と決意を新たにしているのでした。