滝の多い白老ならではの冬の景色『氷瀑』
しかし、土地勘のない個人で行くには難しい場所です。
そこで超絶おすすめできるのが、白老山岳会が催行する『氷瀑ツアー』
大自然の迫力と山岳会メンバーの優しさをこれでもかというくらいに感じられるおもてなしツアーをご紹介します。

今回ナビゲートしてくれたのは、白老町役場に勤務する、この3人!
左から、よういち(総務課)、アンディ(企画課)、ジョンソン(農林水産課)です。
白老山岳会『氷瀑ツアー』スタートまで
【参加時の服装例】


モデルはジョンソンです。
【持ち物】
弁当・飲み物・おやつ・一般的な防寒装備、長靴、スノーシュー(持っている方のみ)となっています。
さらに昼食は、雪の上で食べますので、レジャーシートがあるとお尻が冷えません。
【集合】

7:55に役場前に集合。白老山岳会の方に迎えられ、受付を行います。ここで参加料金大人1000円、高校生以下500円を支払います。
【移動】

参加者全員、バスで移動します。まずは、ホロケナシ駐車場へ。
【開会式】

山岳会会長からのお話を聞き、ラジオ体操。今回は関西弁バージョンでした。

ここで注意事項の説明をききます。そして、山岳会が準備してくれたストックを借りました。
なんだか楽しそうなジョンソン。振り回しちゃ、ダメだよ~。
山北沢の滝を目指してスタート!

冬期通行止めの通行止めの大滝線!ゲートをくぐって、スタートです!

今年は暖冬で、雪が少ない白老。例年だと、ここから雪が積もっているそうです。
路面が出ているので、初心者には歩きやすいです。

森野橋の手前から横道に入ります。まずは、山北沢を目指します!


足元に道が付いているのは、山岳会メンバーが前日に下見と整備をしてくれているから。小学生でも安心して歩けますよ。

笹薮も安全に歩けるように前日の下見の時に刈り払ってくれていました。山岳会のおもてなし対応に脱帽です。

途中途中に小川があって、越えるたびにワクワクします!小学生も軽快に越えていきます。このように長靴が必要な箇所が所々にありました。

川縁も歩きます。今年は雪が少ないので歩きやすい!例年よりもハイスピードで進んでいきます。

山岳会メンバーが熊の爪痕発見!これは少し前の爪痕だそう。

鹿の角も発見!ジョンソンがお持ち帰りしました。
森にすむ動物たちの痕跡もたくさん見られて、一緒に白老に住む命に想いをはせました。自然を大切にしたい気持ちが沸き上がります。

遠くに氷瀑らしきものが見えてきました!ワクワク感も急上昇です!

そして、一か所目の山北沢の滝に到着!
※なまらは、北海道弁でとてもという意味です。

皆さん一気にシャッターを切る切る!撮影タイムに突入です。
この後、森野橋に戻りました。
森野橋からカジカ沢へ
二か所目の目的地は、カジカ沢の滝。
森野橋を越えてまもなく、目印は特にない場所を右手に曲がってスタートします。
カジカ沢への道のりは、山北沢へ向かった時よりも川や傾斜もあり、少々ハードでした。

余裕で歩いていたジョンソンもずいぶん失速していきました…。お腹が空いているのかな?

こんな傾斜のある川渡りも!

森野橋から歩くこと30分。ようやくカジカ沢が見えてきました。

暖冬の影響もあり、少し寂しい氷瀑ではありましたが、間近で見られるので、迫力は十分でした。


そして、ここで山岳会が準備してくれていた甘酒タイム!
増毛の国稀の酒粕と倶多楽(クッタラ)湖湧水で作られた特製の甘酒。半端なく美味しくて、思わずおかわり!

ジョンソンは甘酒が苦手でしたが、山岳会の鈴木会長に勧められて渋々飲んでみると…旨い!
他の参加者ももう一人甘酒が苦手という方がいたのですが、その方も飲めていました。
山岳会の方々の優しさと雄大な自然が苦手なものまで克服させてしまうんですね。この甘酒目的で参加するのもアリなくらいの美味しさです。

そして、氷瀑を目の前にしてランチタイム!持参したお弁当をいただきます。
持ち物には書かれていませんでしたが、レジャーシートがあると便利だと思いました。

ここで参加者全員で集合写真を撮って、カジカ沢を後にしました。
【閉会式】
ホロケナシ駐車場に戻って、閉会式が行われました。
白老山岳会のメンバーと氷瀑ツアーの感想
【白老山岳会のメンバー】

白老山岳会は、なんと平均年齢70歳!さすが元気町!
『無理できない年齢だけど、自分たちができる限り白老の自然を満喫してもらえるように、これからも頑張ります!』
『来年は氷瀑ツアーの沢を変えてみようかな?お楽しみに!』という事でした。
そして、若い方もぜひ!白老山岳会に入会しませんか?お待ちしています!
【白老山岳会のツアー】
白老の自然を知りつくした山岳会の一般参加が可能なツアーは年3回あります。
●8月:滝ツアー
●9月:ホロホロ山町民登山会
●2月:氷瀑ツアー
こんな機会でもないと、なかなか行けない、その先の白老。白老町民限定ではないのも嬉いですよね。
安全確保のための事前準備やツアー途中のトイレの配慮、季節に合わせて振舞われる料理や飲み物付きの至れり尽くせりのほのぼのツアー!ぜひ、ご参加ください!
白老山岳会のFacebookページ で告知されますよ。
【氷瀑ツアーの感想】
白老は『豊かな自然の宝庫』と言われますが、これは自然を守ってくれる人がいてこそ保たれているもの。
白老山岳会の方々が持つ知恵を、次の世代にも、またその次の世代にも引き継いでいくことが大切と感じました。
白老の凍(しば)れた滝を見に行こう!

※凍(しば)れるは、北海道弁で凍(こお)るという意味です。
冬の北海道では、外にあるものは全て凍(しば)れます!
白老にあるたくさんの滝も、もちろん凍れてるんです。そんな冬ならではの絶景に会いに行きませんか?
白老山岳会の氷瀑ツアーなら、凍れてる滝を見ていても、もれなく温もりを感じられる特典が付いています!
来年はどの滝を見に行くんだろう~とワクワクが止まらないですね。
白老山岳会の皆様、全ての参加者とナビゲーターのよういち・アンディ・ジョンソン、お疲れ様でした!