白老のお隣の苫小牧市にある「七条大滝(ななじょうおおたき)」
冬には「氷瀑」となって、その姿を見せてくれるそうな…。
それも整備された林道からアクセスできるから、初心者でも気軽にいけるらしいという情報をゲット!
今回ナビは、夏も冬も外遊びしている庭山さんご夫婦にアテンドをしてもらい、白老にカヌー移住してきたとみ〜さんも一緒に七条大滝に行ってきました。
とみ〜さんは、本日初めてのスノーシューです!
正直、林道を歩いていくならスノーシューもいらないお気軽冬ハイキングを楽しめるコース。
雄大な七条大滝を間近で見られて、『冬の北海道』をぶっちぎり楽しめました!
初心者さんでも行けるよう、今回のルートや持ち物までご紹介しますね〜。
『七条大滝』基本情報
住 所 | 北海道苫小牧市丸山 |
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最寄駅 | JR苫小牧駅より車で23Km(約33分) |
駐車場 | 丸山パーキングエリア |
【 グーグルマップ / Google Map 】
今回の装備を公開します!
【ウエア一覧】
防寒用帽子 | ネックウォーマー |
バックパック | ゲイター |
アウタージャケット&パンツ | スノーブーツ |
ミドルウエア | スノーシュー |
インナーウエア | トレッキングポール |
ズボン | グローブ手袋 |
靴下 | ゴーグルかサングラス |
【持ち物一覧】
ザックカバー | 健康保険証 |
水筒 | 携帯電話・腕時計 |
行動食 | 使い捨てカイロ |
地図・方位磁石 | ファーストエイド |
ビニール袋 | ヘッドライト |
携帯トイレ | 4本刃程度の軽アイゼン |
日焼け止め・ティッシュ・タオルなど |
【氷瀑ツアーを主催している会社もあります】
Ocean Days | 氷の宮殿 七条大滝スノーシュートレッキングツアー |
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苫小牧市の『七条大滝』へ
【今回のルート】
今回アクセスしたルートは、緑色の部分。
平坦な林道を歩き、急坂を降りて七条大滝に向かう、という感じ。
まずは、 丸山パーキングエリア に車を停めました。
丸山パーキングエリアは、国道276号線<支笏湖通り>上にあって、あと3分くらい歩いたら、そこは千歳市という場所にあります。
白老を7:00過ぎに出て、パーキングに到着し、色々と準備をして出発の前の気合の一枚。
早朝なのに、さらに男性2名はこの前日に 白老山岳会の氷瀑ツアー にも参加しているのに元気いっぱいです笑
丸山パーキングから少しだけ千歳市方面に歩くと、右手に林道の入口があります。
看板がいくつもあり、ゲートもあるのでわかりやすいです。
林道は除雪されているので、歩きやすい!
スノーシューを履かなくても、冬靴であれば問題なく歩けます。お手軽!
ミラーの『←注意』の真ん中まで雪があるの、わかりますか?
ミラーに映り込んで写真撮ったり
話をしながら、歩きました。
林の中、とっても静か。冬のこの空気感、最高!
実はとみ〜さん、スノーシュー購入したんだけど、前日の氷瀑ツアーでも使わなかったらしく…。
スノーシュー使わなくても歩けますが、はやる気持ちを抑えきれずに、ここでデビューすることに。庭山さんもお付き合い。
林道から雪の中に入って、フカフカの雪の上を歩いたとみ〜さん。
北海道苫小牧市『七条大滝』へ pic.twitter.com/LtWBI8Hla5
— しらおいナビ (@shiraoinavi) February 6, 2024
順調に歩いていきます。
除雪されていたのは林道の途中まで。
でも、大勢の方が通るようで、トレースがしっかり付いているので、スノーシューいりません笑
この日、すれ違った2組目のグループ。
一番後ろの方、アライグマさんでした!笑
ここが林道から外れて、七条大滝に向かうところです。
この看板が出ていました。
大勢の人が歩いているのでトレースがバッチリ付いていますし、逆に真っ直ぐの林道には全く足跡がないので、ここで迷うことはないと思います。
が、新雪がどっさり降った日にいく時はご注意ください!笑
滝に降りる前に、急坂に備えて持っていたポールを最大限に伸ばします。
できたら、軽アイゼンを持っていたら装着するとベスト、というか装着をお勧めします!
庭山さんから、ポールのつき方やカカトでキックする足の運び方をアドバイスいただき、いざ!
しかし、この急坂、このルート一番の難所です!
一部、ロープがあるところも。
マジで、この急坂は全く余裕がありませんでした。
顔を見上げる余裕もなかったけど、少し降りると、もう七条大滝が見えていました!
丸山川に注ぐ、七条大滝。
滝壺の近くまで行くには、この丸山川を渡ります。
ナビのスノーブーツ、長年の使用でオンボロだったため防水機能なし!笑
そのため、この倒木の一本橋を渡りました。ちょっぴりスリリング!
【七条大滝に到着!】
周りは凍っているんだけど、滝はじゃんじゃん流れ落ちていて、「静」と「動」を感じられました!
一説によると、ここ10年位は全面結氷していないと聞きました。
ここ、何が感動するかって、滝壺まで行けるところ。臨場感が違いますよね!
滝の水音と、時折、ガリーーーン、パキーーーン、ドスーーーンと氷柱が落ちる音も聞こえてきて、まさに神秘
上からも下からも眺められて、とても感動したので動画でご紹介します。
こちらは、庭山さんが撮影した今回私たちが見た七条大滝。
ちなみに、こちらは読者さんより提供いただいた2023年2月の画像です。
同じアングルなので、比較しやすいですね。
その年によって変わる滝の姿。自然は私たちに何かメッセージを投げかけているのかもしれません。
七条大滝で滝を見ながら休憩しました。#ななかまど#米老菓(まいろうか) pic.twitter.com/NQ5QfDSDZS
— しらおいナビ (@shiraoinavi) February 6, 2024
ここで滝を見ながら、休憩しました。
ナビが持参したのは、 ななかまど のチョコラスクと米老菓(まいろうか)。
この寒い中でのアクティビティには、美味しい糖分が必須なのであります!笑
と思ったら、隣でズズズーーーーーーーと音がする。
とみ〜さんのカップラーメンも美味しそうだったな〜。
ちなみに、この時、10時8分でした笑
あー、滝を眺めながらの、この時間。まじで幸福感が半端なかった
七条大滝を大大大満喫して、来た道を戻ります。
当然、また急坂を登っていったわけなんですけど。
ナビは一番後ろを歩いていたんだけど、先を行く皆さんが立ち止まっていたんです。
どうしたのかな、って思っていたら、
って。
ナビも息が切れて、もう、ゼーゼー言っているのに、何か必死で登っている自分に気がついて。
自分の身体の声も聞いて、自分のペースで歩くって大切だなって、急坂と庭山さんが教えてくれました。
この日、一番の感動でした。感謝。
帰り道は、スノーシューを履いて、フカフカな雪の上を歩くことにしました。
準備OK ! よ〜し、いっくぞぉ!
七条大滝からのスノーシュー pic.twitter.com/9r2SouklrL
— しらおいナビ (@shiraoinavi) February 6, 2024
トレースのない雪の上って、どうしてこうも気持ちがいいんだろう。
自分の歩いた後に道ができていく感覚。
冬の林の中では、動物の気配が感じられるんですよね〜。
いろんな足跡が交差していたり
こちらは天然記念物のクマゲラが木をつついた跡。木の中にいる虫を食べるんですって。
林の中には、こんな風に動物たちの生活が見えたり、大きな倒木があったり、自然のドラマがいっぱいでした。
いい具合に少し疲れてきたな〜と思ったところで、途中のゲートのところまで戻ってきていました。
ここでスノーシューを脱いでいると、なんだか軽やかに雪の上を滑っている方達がいました!
こちらは、スノーハイク(スキーシュー)というもので、札幌の 秀岳荘でレンタル してきたとのことでした。
スノーシューやストックも借りられるようですね。
ちなみに近隣では、モンベル苫小牧店でもスノーシューをレンタルできるそうです。
購入する前のお試しとしてもいいかも〜。
という感じで、本当にたくさんの方が七条大滝に向かっていました。
すれ違う時に道を譲り合ったり、声を掛け合えた方達、みんないい人ばっかりだったな〜。
皆さん、ありがとうございました!
ナビたちが駐車場に戻ったのは、12:00過ぎ。
約4時間の七条大滝満喫ツアーとなりました♪
冬の『七条大滝』氷瀑を見に行こう!
「動」と「静」を感じられる冬の『七条大滝』
氷瀑と流れ落ちる水音のワイルドさ。そして滝壺のすぐそばまで行けるのも七条大滝の魅力。
林道に除雪車が入っていれば、初心者でも子どもでもスノーブーツだけで楽々簡単にアクセスできるところがイイ!
ここ最近は、全面結氷していない「氷瀑」
お子様と一緒に出かけて、環境についても考える機会にもできそう。
スノーシューを履いて、林の中を回れば、自然の中の動物の「動き」も垣間見られます。
ちなみに春になると、この七条大滝までの道のりには、山菜がニョキニョキらしいです!
春も待ち遠しいですね。
お隣は千歳市! 空港から一番近くの氷瀑なので、日本全国、いや世界中からも飛行機に乗って来てくださいね〜。