白老の ポロトの森自然休養林 には、『ポロト湖』という名の沼があります。
ポロト湖はアイヌ語で『大きな沼』を意味し、一周約4Km、面積は33haの湖です。
このポロト湖での湖上アクティビティは、冬は ワカサギ釣り 、夏は SUP(サップ)や今回ご紹介するカヌーが楽しめます!
それも、白老駅北口から徒歩でアクセスできる場所。
ポロト湖畔には、ウポポイ(民族共生象徴空間) があって、ホテル『星野リゾート 界 ポロト』や 民泊『 ポロトベイス 』などの宿泊施設や『 ポロトの森キャンプ場 』もあるから、ウポポイ観光と一緒にぜひ白老の豊かな自然にも触れてほしい!
というわけで、今回はポロト湖でレンタルカヌーを借りて、湖上散歩を体験してきました〜。
一緒にカヌーに乗ってくれたのは、苫小牧在住のメリーさんと娘のれいちゃん。
ガイドしてくれたのは、白老町在住、自艇のカナディアンカヌーでのポロト湖散策をこよなく愛する庭山さんご夫婦です。
ポロト湖『レンタルカヌー』基本情報
【ポロト湖インフォメーションセンター】

カヌー受付場所 | ポロト湖 インフォメーションセンター |
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営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | 30台 |
トイレ | 男女別・バリアフリートイレあり |
自動販売機 | ソフトドリンク |
※ポロト湖には、レンタルボートや遊覧船はありません。
※持込カヌーなら定休日でも楽しめます。
【インフォメーションセンターへの行き方】
最寄駅は、JR白老駅です。
白老駅北口からポロト湖インフォメーションセンターまでは、約1Km。徒歩で13分くらい。
電車で白老に来て荷物のある方は、 ポロトミンタラ (白老駅北観光インフォメーションセンター)で預けると便利ですよ。
ちなみに白老駅の北口にはタクシーは停まっていません。
【駐車場】
お車でお越しの方は、インフォメーションセンターに30台の駐車場があります。
【トイレ】
男女別のトイレとバリアフリーのトイレがありますよ。
【自動販売機】
売店やカフェ等はなく、自動販売機でソフトドリンクは購入できます。
湖畔に東屋も木陰もあって、対岸にウポポイを眺められます! ランチにお弁当を持参するのもおすすめ。
【日帰り温泉】
ポロト湖インフォメーションセンターから約300メートルの場所に位置する日帰温泉『◯湯(まるのゆ)』があります。
その他、白老町内にはたくさんの日帰り入浴がありますので、ぜひお立ち寄りください。

カヌーの持ち物と服装
正直にいうと、特に何もいりません。お気軽にお越しください。
強いて言えば、こんなものがあると便利ですよ〜というものをご紹介します。
【服装】
帽 子 | 水上は日陰がないので帽子は必需品です |
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速乾ズボン | 濡れてもOKなズボン |
速乾シャツ | すぐ乾く速乾性のものだと直良し |
長 袖 | 防寒・日除・虫除けになります |
サンダル | <夏期>かかとが固定できるサンダルやウォーターシューズ |
長 靴 | <春・秋>長靴がベスト |
【持ち物】
タオル | 何にでも使えます! |
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着替え | 濡れた時用に |
カメラ | スマホ等を持参する場合は防水ケースに入れていくと安心 |
飲み物 | カヌーを漕ぐとノドが渇きます!自動販売機もあります。 |
レンタルカヌーの料金と借り方

【料金】
レンタル時間 | 1時間ごと |
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料 金 | ●1人目:1,000円 ●2人目・3人目:500円 ※3人目はお子様に限ります |
カヌーの種類 | カナディアンカヌー |
レンタル数 | 5艇 |
レンタルカヌーは、カナディアンカヌー。
カヌーは最大3人乗りですが、前後に大人2人、真ん中にお子様が座れます。
大人3人では乗れませんのでご注意ください。
【受付】
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受付場所は、 ポロト湖インフォメーションセンター です。
予約は必要ありませんが、夏期は待ち時間が出ることもあるそうです。
受付で申込書に必要事項を記入しますよ〜。
【ライフジャケットを借ります】

まずは乗り込む前に、ライフジャケットを借ります。
もちろん、お子様用もあります!
【湖畔に移動】

湖畔に移動して、乗り込むカヌーを見たらワクワクしてきたぞ〜。
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今回は、白老町内在住の庭山さんご夫妻と一緒にカヌーツーリングしました。自艇をお持ちで、ポロト湖の湖上散歩ならお任せ!の庭山さん。
パドルの扱い方を教えていただきました〜。
※通常、管理人の方から教わります。

カヌーに乗り込んで、いざ出艇です! 管理人さんがカヌーを押してくれるので、楽々です!
【ポロト湖はカヌー(自艇)持込OK!】
ただし、上記のレンタルカヌーの出艇場所(画像左)以外からご利用ください。
カヌーでポロト湖周遊

なんと、庭山さんがポロト湖カヌーの見どころをまとめたオリジナルマップを作ってきてくれました!
この地図がなかったら、薄っぺらな記事になっただろうな〜と思えるほどの感動ものです!
マジ、至れり尽せり
①スタート地点
②岬
③ウツナイ川流入口
④小川流入口
⑤水上緑のトンネル
⑥水鳥観察ポイント
⑦ウポポイ敷地境界フェンス
⑧界ポロト
今回は出艇場所の①から順に時計回りにポロト湖を回ります。
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湖面が近くて、日常の視野の中に入るものと違う景色だから、むっちゃ気持ちがいい!
ししし、しかし、最初はなかなかうまくパドルを使えず…笑
後ろの人は、前の人のパドル運びをみて、合わせていくといいですよ〜。
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と、カヌーを漕いでいたら、②の岬をあっという間に超え、『コウホネ』というスイレン科の水草が群生しているエリアに来ました。
コウホネが咲くのは7月くらいだそうで、その中をカヌーを漕いでいくと最高だそう。
お花が咲いていなくっても、まるで印象派の絵画の世界に来たみたい。
動画の音量をオンにして見てください! この水の音聞いてるだけで、感動をありありと思い出せるし、さらにここにお花が咲くなんて、ナビ、絶対にまた来ます!
次は、③清流ウツナイ川の流入口のエリアに向かいます。
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その途中で、枝が下がっている場所があって、くぐり抜けました。
この緑のトンネル、大好き中の大好き♪ カヌーの楽しみですね!
そして、この辺りはポロト湿原にも続いていて、野鳥の観察ポイントでもあるそうです。
この場所は、遊歩道からは来れないので、カヌーか SUP(サップ) で来なければ、見ることのできない『ポロト湖のその先』がココ。
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ここは、白砂の湖岸があるので、カヌーから降りて上陸できました。
うわわわわ、水がキラキラしてる!キレイ!
これまでナビが見ていたポロト湖とは違うポロト湖だ、ココ。カヌーを漕ぎ出して、わずか15分くらいかな? かなり感動!
とテンション上がりまくっていたら…。
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庭山さんに促されて周りを見ると、ゴミや人工物が目に入ってきました。
非常に、非常に、ヒッジョーに悲しくなる光景。なんと焚火の跡や人工物を発見…。それらを撤去し、ゴミを拾いました。
庭山さん、ここに来ると、いつもゴミを拾ってるんですって。なんちゅう、いい人だろう。さらに感動。
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綺麗になったところで、コーヒータイム! 庭山さんが、コーヒーを淹れてくれました!
【今日のコーヒータイム】

●カイザーのドリップバックコーヒー
●若草本舗の草団子
●まいこのマドレーヌのチョコブラウニー
これ全部、ポロトミンタラ で購入しました!
カイザーのドリップバックはグリーン派です。濃い旨なので、いつもこれ。
若草本舗の草団子、冷凍になっていますが、1時間くらい?の自然解凍で食べられるので、お手軽ですよ。キャンプに持って行くにも丁度いいスイーツ。 ほんのり甘くて、ホッとできます。
対して、 まいこ のチョコブラウニーは、濃厚チョコが抜群に美味しくて、どしんとしっとり。初めて食べたけどコーヒーのお供に最高でした〜。これはリピる。
▼この様子を庭山さんがInstagramに投稿してくださいました
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庭山さんのInstagram、素敵な画像が多いんですけど、こんな風にご夫婦で撮っていたんですね〜。

なんて微笑ましい

コーヒータイム終了して、カヌー漕ぎ出したらお天気になってきました! うっひょ〜。最高!
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次の④も小川が流入しているエリア。
湿原が続いていて、春はミズバショウの観察ポイントなんですって。今回は時間がなくて断念したけど、次回はこの小川を探検隊気分で行けるところまで行ってみたいと思います!
⑤は緑のトンネル。
湖岸から木々が張り出していて、カヌーならその木の下をくぐり抜けられるんです!
今回、ナビたちが行けたのはここまで。
ちなみに、⑥からのポイントを庭山さんに教えていただきました。
⑥水鳥観察ポイント
ダイサギ等が観察できるそう。
⑦ウポポイ敷地境界フェンス
ここからはウポポイを観察できます笑 フェンスの先は入らないようにしましょう。
⑧界ポロト付近
ダイサギの観察ポイントですが、ホテルには近ずきすぎないようにしましょう。
レンタルカヌーでポロト湖のその先へ

カヌーを漕いでいて楽しいと思うのは、行けない場所に行けたり、垂れ下がる枝の下をくぐるとき。
水面が近くて、アメンボにでもなったような気分での湖上散歩は、非日常をこれでもかと感じられます。
それも、ポロト湖ならレンタルでお気軽。ライフジャケットも借りられるから、本当に手ぶらでもOKなんですよ。
遊歩道からも行けないポロト湖の北側の清流を見て欲しい!
時間帯によっては、ウポポイの屋外ステージからの歌が聞こえてくるから、このポロト湖でしか味わえないカヌー体験ができます。
自艇の持込もOKなので、カヌー愛好家の皆様のお越しもお待ちしています。