画家の小野寺マリレさんが描く世界は、ちょっと独特な『ファンタジーリアリズム』
ファンタジーは、超自然的、幻想的、空想的な事象をいい、リアリズムは実写主義、現実主義を指す言葉。
リアリズムを『意識』と言うならば、ファンタジーは『無意識』というように、『ファンタジーリアリズム』は、相反する世界なのでは?
そんな全く反対の、よくわかんない世界を描いているスーパー元気なおばあちゃんが白老にいるんですよ。
モデルはなく、自身のイマジネーションだけで描く絵には、様々な想いも込められています。
ハッキリ言って、ナビは芸術オンチ。なので、マリレさんの話した言葉通りにご紹介していきます!
オーナーで、画家の 小野寺マリレ さんにお話を伺いました。
もくじ/Contents
『アトリエ小野寺マリレ』基本情報 / information
住所 / ADD | 白老町社台277-44 |
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電話 / TEL | 090-9084-8209 ※10時以降にかけてください |
OPEN | 15:00~19:00 |
CLOSE | 不定休 / Irregular |
【 アクセス / access 】
車でお越しの方は、国道36号線、白老牛レストランいわさき『おもてなし亭』で、反対側の海側に曲がります。一つ目の角の右側がアトリエです。
白老のコミュニティバス 元気号 も 交流促進バス も デマンドバス も『ヨコスト』で降車後1分で着きますよ。
【 外観 / outside 】

この白い壁と三角屋根が目印。

アトリエネームもあるので、わかりやすいです。
手書きの『OPEN』サインが出ていたら、いつでもお気軽に来てくださいね。

この表札は、スペインタイル工房 ミナミナ で作ってもらったものです。
【 入口 / entrance 】

アトリエの入口は、向かって左側です。
【アトリエ内部】

アトリエには所狭しと絵画が展示されています。

マリレさんは、1階の窓辺で絵を描いていますよ。

アトリエには2階もあって、階段を上がっていきます。

階段から見下ろしたアトリエも圧倒的雰囲気!すごい!

2階にも絵が展示されています。

鉛筆で描かれたものもあって、小野寺マリレ作品の奥深さを感じます。
絵画の前に『小野寺マリレ』さんをご紹介

撮影:村上かん
小野寺マリレさんは、シュトラスブルグ(当時ドイツ)に生まれたドイツ人です。日本人外交官の小野寺さんと結婚し、帰化しています。夫の小野寺さんは、1993年に亡くなりました。

子供の頃の写真も見せてくれました。かわい~ぃ
1965
ミュンヘン大学で建築を学び卒業
1966
東京に移住
1970/71
画家フックスの元で古典混合技法を学ぶ
1970/73
ウィーン応用美術大学入学
1982
ウィーンにて画家フッターの元で卒業
1980
タイ王国大学で壁画修復を学ぶ
1982
同大学で上級過程を修了
1985-91
ウィーン派絵画スクール東京の校長を務める
1991-2017
ドイツやウィーンをはじめ世界を渡り歩く
2002
ナナイ族から生命の樹を学ぶ
2017~
北海道白老町に移住 アトリエにて制作活動
引用:小野寺マリレ・リーフレットより
このプロフィール見てもらってわかる通り、すごい人なんです!
そんな言葉、知ってるの?ってくらい流暢な日本語を話すので、コミュニケーションは全く問題なし。ですが、漢字は読めないんです。
ドイツ語・ロシア語・英語と日本語で対応できますので、お問合せは電話でお願いします。
【ナビが見た小野寺マリレさん】
このプロフィール見たら、すごい人だな…近寄りがたい…と思われるかも知れないので、白老の元気なおばーちゃん的小野寺マリレの素顔もご紹介します。
起床時間はそう早くないので、電話は10時以降にかけるようにしています。
週2回は、パークゴルフに行って身体を動かしているんですよ。
コーヒーを飲みながらのおしゃべりが大好きで、現在彼氏募集中!笑
それでは、ここからはマリレさん本人が話した言葉で、アトリエとファンタジーリアリズムの世界をご紹介します!
小野寺マリレ的『ファンタジーリアリズム』の世界

アトリエに入ると、左側の壁にはマリレ的十二支の絵画が展示されています。
正直、ツラーっと見ていたら、これが十二支だなんて、全くわからないですね。
これが、マリレの世界か…。

これはマリレさんが見た社台の風景なんですって。そんな説明を受けています。

色鮮やかな水彩画です。が、なぜに植物をまとった女性なのかな~?こういうの、全部意味があるんですって。←これも聞いたけど、忘れちゃった…ごめん。
気に入った絵に出会ったら、そこに込めた意味も聞いてみることをお勧めします。というか、ナビは聞かなきゃわかりませんでした!聞いても忘れるし笑

この絵、こっちから見ても…。

こっちから見ても、目が合ってしまう、不思議な絵。まるで、トリックアート!どんなカラクリがあるのか聞くと、

確かに、飛んでる…というか、浮かんでいる絵が多いですね。


自分が女だから、いつも自分のことを描いている。

自分の気持ちから描くので、女性の様々な気持ちを描く。

マリレさんの説明を聞いていると、ゲラゲラ笑ってしまったわ。
はい。間違いなく楽しめました笑
『小野寺マリレ作品』購入できます
アトリエには、プライスリストもありますので、お気軽に値段を聞いてください。
30×40㎝のサイズで、アクリルなら3万円から。油絵は12万円からになっています。
ラナピリカでも展示販売中

白老町大町にあるカフェ『 ラナピリカ 』でも小野寺マリレさんの作品を展示販売しています。
社台のアトリエまでは行けなくても、お茶やランチタイムのついでにぜひ見てくださいね。
『小野寺マリレ作品』はハートで感じよう

小野寺マリレさんの作品は、色鮮やかで惹き込まれるものもあれば、ん?これは…何を表しているのかな?的なものまで様々。
ハートで感じるも良し、マリレさんから説明を受けても良しのアトリエ。こんなに作品の近くに作家さんがいて、そのリアルな声を聞けることがすごくないですか?
アトリエ見学は無料!もれなくマリレ節もついてくるので、有意義な時間を過ごせること間違いなしですよ。
白老でファンタジーリアリズムな世界に浸れるのは、間違いなくこのアトリエだけですよ!