むぎぜんは、2023年末を持ちまして閉店いたしました。心に残る名店でしたので、記事をそのまま残しておきます。
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白老の、とある温泉団地のどんづまりで食べられる激旨そば。
白老町民なら見慣れた光景だけど、都会から来る方なら、秘境的にすら感じられるかもしれない場所。
ここまで来て食べられるのは、外二(そとに)と呼ばれる打ち方をしたコシのしっかりとした噛みしめるタイプの田舎蕎麦。
採算度外視、こだわりぬいた食材を使っていることと、店主のこれまでの熱き人生が詰まったメニューと人柄で、遠方からも訪店客が絶えない人気店。
蕎麦屋のおやじは、がんちゃん。朗らか笑顔の接客担当は、かずこさんです。
オーナー様からのご厚意により、注文時に使えるクーポンをお付けしました。ぜひ記事の最後までお読みください。
There is a Coupon at the end of this article. Please read to the end.
Instagramの投稿を使用させていただきました皆様に感謝します
『むぎぜん』基本情報 / information
住所 / ADD | 白老町北吉原369-15 / 369-15,Kitayoshihara |
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電話 / TEL | 0144-83-3456 |
営業時間 | 11:00~14:30 |
定休日 | 月・火・水・木 / MON to THU |
白老『むぎぜん』へのアクセス・外観・店内
【アクセス】
白老のちょっと奥まったところにあります。国道や道道にも『手打ちそば むぎぜん』と書かれた大きな看板を見ることができますよ。
車は店舗の周りに停められます。
【外観】
むぎぜんは、一軒家で営業しています。

玄関の暖簾には、アイヌ文様刺繍。

「 JiJi BaBa が ガンバッテ 一生けんめい 商い中」の看板にほっこりしつつ、おじゃましま~す。

3人掛けのテーブルが1卓。その向こうの窓辺には2人掛けのソファー席。

左側のお部屋には、窓辺に3人掛けの座卓と4人掛けのテーブル。

右側のお部屋には、6人掛けのテーブルがあります。

右側のお部屋の向こうには、温泉を利用したプチ温室がありますよ。
むぎぜんの人気メニューはコレ!
がんちゃん、かずこさんに聞いた人気メニューをご紹介します!
【 人気メニューNo.3 】
特製 蕎麦屋のピリ辛ごま韮ラーメン

様々な事業を行う会社に勤めていたがんちゃん。そこでは、ラーメン店も経営していて、がんちゃんは店長さんだったこともあるそう。
大きなどんぶりの着丼で、わーーーーー、とテンションアップ!※画像は大盛りです。
大盛りは1.5玉ではなく、2玉。
中太の縮れ麺にトロッとしたスープが絡みまくる!ニラやネギの薬味効果とゴマの香り、豆板醤の甘辛さが絶妙で、むっちゃ旨!
蕎麦屋のラーメン、おそるべし…。
【 人気メニューNo.2 】
肉タレつけ麺
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そば、うどん、ラーメンの中から2種類の麺を選べます。天ぷらも付いているので、ボリューミーです。
【 人気メニューNo.1 】
天もりと天ざる

天もりは、6~7種類の天ぷらがついているもりそば
ナビが食べた時は、エビ、レンコン、ナス、ピーマン、サツマイモ、かぼちゃ、エノキタケ、舞茸の8種類でした。あれ?ラッキー?
天ざるは、11~12種類の天ぷらがついているざるそばです。
天ぷらには、エビ2本、イカ、ホタテと数種の野菜が付くという事で、多分、食べきれないかも…。
SNSや口コミサイトでも「天ぷらの量が多い」という口コミが多いのもうなづけます。
夕食用として天ぷらを持ち帰るために、あえて天ざるを注文する方もいるそうですよ。
※むぎぜんの全メニューは、こちら
『むぎぜん』のこだわり
【そばのこだわり】

がんちゃんの打つ蕎麦は、外二そば。
そば粉とつなぎになる小麦粉の割合で、二八蕎麦とか十割蕎麦などと表現しているのを良く聞きますよね。
これは、出来上がりの量を10割とした時の割合。
がんちゃんが打つお蕎麦は、10割のそば粉に、2割の小麦粉を足す、というもの。つまり、合計12割!麺の量は、170~180gになるそうです。
大抵、お蕎麦って、もう一口何か食べたいな、みたいな気持ちになることがありますが、むぎぜんは間違いなく満腹になる量です。

こちらは、もりそば3種を比較してみました。
左から、小もり、中もり、大もりです。大もりはボリューミーな量の2段重ねですので、ご注意を!笑
蕎麦汁に使うかえしは、開店以来継ぎ足しているもの。

そば粉を溶いて特別に作る蕎麦湯はトロトロ。ミネラルが無くならないよう、沸騰寸前に火を止めるというこだわりです。
【食材に妥協無し】
採算度外視、絶対に満足してもらいたいというこだわりがすごい!
そば粉は、もちろん北海道産100%
水は、倶多楽(くったら)湖の湧水を使用しています。
また、天ぷらに使う油は、中鎖脂肪酸がたっぷり入ったココナツオイル。体内でも酸化されにくい油で、お腹は一杯になるけど胃もたれしない秘密はこれなんですね。
このココナツオイルのお値段も聞いたけど、驚愕でした…。モウケナンカナイ…。
【気持ちが伝わる】
お蕎麦が運ばれて食べていると、かずこさんが小鉢を持ってきてくれました。
「こんな時に、こんな所まで来てくれてありがとうね~」って。
ある時にあるものを出すそうで、毎回出されるものではないとのことですが、その気持ち、むちゃくちゃ伝わりました!
ホロホロの手羽先と根菜の煮つけ。優しい味で、じ~ん。
食後には、かずこさん手作りの水ようかん。自分が食後に甘いものを一口食べたくなる性分だから、って。ちょっと塩味を感じる最高に美味しいデザートでした!
店主夫婦がんちゃんとかずこさん
【がんちゃんって、こんな人】

青森県出身のがんちゃん。海上自衛隊での経験からか、声がやたらとでかいです。←大きいという表現より、でかいがピッタリ!
この頃、港に着くたびに出会ったラーメンに興味を抱き、研究の末、ラーメン店を切り盛りすることに。
曲がったことは、大キライ! 人との距離が1ミリもないな、ってナビは感じましたよ。
【かずこさんって、こんな人】
創作バレエの指導者として、子供たちに教えていた期間は、30年!ロシア・アメリカ・カナダなどでの披露ステージを踏んだことも。
店内でお料理を運ぶ姿も、背筋がピーンとしているのは、この30年のキャリアがそうさせているんですね~。
身振り手振りで話す姿も、バレエを見ているような感覚。なんだか優雅なんです。話し方も優しくて、朗らかで、女性のお手本ですね。
【がんちゃんとかずこさんの出会い】
熱海の美術館で出会ったというお二人。
おかしいですよね。普通、美術館ですれ違ったくらいで、結婚なんてするわけないですし。そこ、突っ込んで聞いてみたら、なんとがんちゃんがビビビビーーーーーときちゃったみたいです!
がんちゃん、声もでかくて、圧倒的な雰囲気がありますが、かずこさんへの声のかけ方が、むっちゃ優しい!
「外面は悪くて、内面がいいんだよ」って言ってました
【帯広から白老へ移住】
帯広から白老に移住した理由は、水と温泉。
倶多楽湖の湧水が、蕎麦にはピッタリだったこと。
十勝で入れる希少で大好きだったモール温泉。温泉付きの住宅を探していた時に、ここがモール温泉だったのが、決め手になったそうです。
そして、2010年に白老で蕎麦屋をオープンさせました。
【蕎麦屋のおやじとして】
「色んな人に出会えて、毎日が楽しくてしょうがない」とがんちゃん。
「なんでもいいから、笑顔とスマイルだよ」って。←ここ、同じじゃーーーんって突っ込みました!
こんな風に元気で、誰かを笑顔にできる人生、まぶしすぎる
白老の熱い蕎麦屋『むぎぜん』へ!

お食事後に取材を始めた時のがんちゃんの一言は「なんでも聞いてけれ」
一緒に行った息子ダイソンの姓名判断をしてくれて、人生における大切なお話も熱く語ってくれました。
帰り際には、ご夫婦そろって玄関まで見送ってくれて「ともこ、また来いよ~」って。
射抜かれました
人生に迷うことがあったり、元気をチャージしたい時は、むぎぜんに行けば、多分解決する!
こんな熱い蕎麦屋があるだけで、白老を好きになれますよ!
ぜひ、ゆっくり時間をとって、がんちゃんとかずこさんと話してみてください

記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回、オーナー様からのご厚意で、注文時に使えるクーポンをお付けすることができました。
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