白老で初めての認可外保育園『 5kan. (ごかん)』が誕生しました。
保育者は、保育士と幼稚園教諭の資格をもつ『あそびコネクター』
安全な場所を提供して、子どもの世界に入り込む保育は、親の学ぶ場になること間違いなし。
みんなが笑顔になれる『5kan. 』の保育をご紹介します。
施設長は、やまざきしょうこさんです。大人もこどもも『しょうこさん(ちゃん)』って呼んでます。
認可外保育園『5kan.』基本情報 / information
住所 / ADD | 一時保育・自宅開放ご利用の方のみに公開しています。 |
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HP | 5kan. |
5kan.shiraoi | |
LINE | 5kan. |
『5kan.』へのアクセス・外観・園内
認可外保育園『5kan.』は、しょうこさんのご自宅を使った施設です。
【 アクセス / access 】
白老町の日の出町にあるご自宅を開放しているので、自宅開放への参加や一時保育を受けることが決まりましたら、詳細をお伝えしますね。
【 外観 / outside 】
こちらが、しょうこさんのご自宅です。
【 園内 / inside 】
この園内の開放感よ! LDKは、約30畳。
天井も高いから開放感が半端ない!
そして大きな窓と、さらに天窓もあるから、むっちゃ明るいです。
そしてなんとこちらは、温泉付きの住宅。温泉床暖房なので、室内全部が温か〜い。触って危ないストーブはないし、裸足でも暖かいです。
リビングの奥には、本棚。窓辺にはおもちゃがあって、遊び放題ですね。
リビングに続くダイニングには、大きなテーブル。こちらも木の温もりが感じられます。
そこに続く和室は8畳。
玄関の隣には、トイレがあります。トイレは個室になっていなくて、幼稚園や保育園みたいな形式ですね。
排泄のお手伝いがしやすく、まだ1人で個室に入れないお子様にぴったり!さすが〜。
いいな〜。こんなおうちに住みたいな〜笑
無認可保育園『5kan.』の保育
【施設長:やまざきしょうこさん】
『5kan.』を運営しているのは、やまざきしょうこさん。左側です笑
保育士と幼稚園教諭の資格を持つ、二児の母です。
しかし、こんなにかわいいお母さんがいることが奇跡、というくらい、しょうこさんがかわいい。ホ・レ・ル
しょうこさんの声もまたかわいいんだよな〜。声優か?みたいな感じ笑
しょうこさんは、『先生』ではなく、『あそびコネクター』
『あそびコネクター』は、しょうこさんが作ったオリジナルの肩書き。
しょうこさんは、子供たちの遊んでいる姿を見ているのが大好きで、何をやってるんだろうな〜と考えつつ、同じ世界に入り込んでいけるんですね。
子供と同じ目線で見た世界を、親につなげてくれるコネクター。
その想いは、後述する『5kan.』の理念でお伝えします。
【 5kan. の理念】
●安全な場所を提供し、『こどもの世界のまま』を認める
こどもが感じたままに過ごしていい安全な場所を提供します。子供が遊ぶことに理由なんてない。そのままを認める。どれだけ「添加」しないかを大切にしています。
●こどもを預けるハードルを下げたい
認可保育園の場合、一時保育を利用するためには、なんらかの理由が必要です。出勤とか通院があるとか親の介護とか。5kan. では、「預ける理由」は必要ありません。1人の時間を持ちたい、コーヒー飲みに行きたい、ウポポイに行ってきたい、も大歓迎! いつも頑張っているママを応援します。
●親も学ぶ場に
人の中に入った我が子の様子を見たり、しょうこさんがどんな風に声をかけているのか、どんなおもちゃに興味を示しているのか、などなど、ぜひ見て欲しいところばかり。親も習い事感覚で利用していただけます。
【 5kan. はこんな保育園】
自然ともに暮らす保育園です
●シンプルな遊びのツール
ゆったりと時間が流れる自然素材の空間。
こどもが自分の心と体を使って、物語やあそびを動かして楽しめる環境です。
●日々の暮らし
人生に必要な学びは全て あそび(暮らし)の中から生まれてきます。
”暮らしと保育”に境界線のない オルタナティブな保育をぜひ体感してください。
●”いつもと同じ”をお守りに
いつもと同じ人、場所を安心材料に。
”おかあさん”が”自分”になる時間は、おかあさん全員に必要な時間。
大人が満ちて 余白ができると こどもに優しい氣持ちが巡ります。
引用:5kan.リーフレットより
【保育園の「認可」「認可外」って?】
認可保育園は、児童福祉法に沿って国から認可を受けて運営している保育園。子どもに対する保育士の数や施設の面積などの基準をクリアすることが必要で、国や自治体から運営費が支給されるんですね。
一方、認可外保育園は、前者の基準を満たしていないか、園の独自の理念があってあえて認可を受けずに運営しています。
5kan. は、まさしく理念のかたまり。あくまでも子どもに寄り添う場所なのです。
無認可保育園『5kan.』を体験してみた
しょうこさんは、2児のママさん。自宅開放・一時保育の日は、まず、自分の子どもを保育園に預けに行きます。
そして、お掃除!
『5kan.』の自宅開放
開催日 | 毎月1回 |
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時 間 | 1時間半 |
料 金 | 子供 ¥1,000 / 大人 無料 |
定 員 | 各回3家庭まで |
※開催日・開催時間は、 Instagram か LINE でご確認ください。
しょうこさんのご自宅、つまり、保育園 5kan. をのぞいてみよう!という日です。
月に1回、開放日を決めていて、親子で参加します。
この日は、苫小牧から2組の親子がやってきました〜。
1組は、2回目の参加のママと4人のお子様。3歳のお兄ちゃんと1歳の3つ子ちゃん。
そして、もう1組は、今回初めての参加。ママと3歳の男の子です。
いらっしゃ〜い。
お兄ちゃんと3つ子ちゃんは、パパとママだけの手じゃ足りない! これは毎日大変だろうな〜。
この時間、パパは近くのカフェでお仕事&リラックス。みんな、パパ大好きなのね。ギャン泣きでした。みんな〜、90分後には会えるからね笑
白老町の認可外保育園『5kan.』 pic.twitter.com/wkdRxCOIUK
— しらおいナビ (@shiraoinavi) March 16, 2023
ここはどこかな?状態から、少しずつママのそばで遊び始めて…。
おもちゃにどんどん手が伸びて、お店やさんごっこしてました。
「のせたの〜?」「とどかないね〜」と、遊んでいる子どもの状況を言語化しているだけ。
あれダメ、これダメとか、これで遊べば?なんて誘導することもない、穏やかな空間です。
— しらおいナビ (@shiraoinavi) March 16, 2023
柔らかな歌声が聞こえてきたり。
子どもたちもイキイキといろんなおもちゃに触っていました。
白老のイタヤカエデの樹液が手に入ったということで、ホットメープルをご馳走になりました。
さて、最後、本を読んで終わろうかな〜。ということで本を読み始めたしょうこさん…。
が、誰も聞いてない笑
— しらおいナビ (@shiraoinavi) March 16, 2023
おっ、キタキタ。
いや、まだ遊ぶ笑
という、あっという間の90分でした。
それぞれのパパとママに感想を聞いてみました。
※ファミリーサポートや一時保育の利用は、各自治体により異なります。
この感想を聞いて、胸が苦しくなったし、これを支える「5kan.」の活動、本当に素晴らしいな、と思えました。
見ていたら、子どもたちをチャイルドシートにセッテイングするだけでも、すごい労力なんです。ゆっくりできて良かった〜。パパだって、こういう時間、必要ですよね。
「5kan.」は、子育てに真摯に向き合っているママたちの選択肢を増やしてくれますね!
白老で『一時保育』
開催日 | 火曜日・水曜日 |
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開園時間 | 9:00〜15:30 |
対象年齢 | 0〜12歳まで |
利用時間 | 2時間以上でお好きな時間をご指定ください |
保育料 | 1時間 ¥1,000 (延長30分ごとに+¥500) |
定 員 | 一度に3名の兄弟まで |
持ち物 | 靴・帽子・着替え・おむつ。飲み慣れた飲み物・時間帯に応じて捕食や昼食 |
※一時保育は、登録制です。利用前に見学&申込が必要です。遠方の方はオンラインでも可能。
一時保育は、事前に、親御さんと一緒の時の子どもの様子を見せていただき、当日は、お子様だけをお預かりします。
この日は、白老町内に住む、3歳の男の子、ゆいと君が来てくれましたよ。
利用時間は、10:00〜13:00。ママのお手製弁当持参です♪
いらっしゃ〜い。この笑顔でお迎えです。
お弁当とお着替えを渡します。
ゆいと君が、5kan.に来るのは3回目。ママとのお別れにも躊躇なしですね。
まずは、裸足になって、ボールあそび。そして、どんどんおもちゃを替えて、遊んでいきます。
新しい貝殻を見つけて、豆や木の実を混ぜて、シェフになっていました〜。
5kan.では、おむつなし育児で使用されているホーローおまるを使っています。
ゆいと君も上手にできました!
お天気が良かったこの日は、外に散歩に行くことに。ふきのとうを見つけたり、ご近所さんに挨拶をしたり。
ママの手作りおにぎりをパクッ。
ゆいと君は、いつも遊びたい欲が食欲に勝っちゃうみたいで、10分くらいでお食事終了でした。
お食事の開始時間も、終了時間も、食べたり食べなかったりも、こどものリズムで決めるそうです。強制はしません。
そして、縁側に出たゆいと君が草の新芽を見つけて、ナビを呼ぼうとするんだけど、名前がわからなかったようで…。
「ヒトさーーーーん。ちょっとこっちに来て。」
ヒヒヒ、ヒトさん?
なるほど〜。子どもが小さい時って、牧場の牛に向かって、「ウシさーーーーーん。」とかって、呼んでたもんな〜笑 マジで愛おしすぎる!
そんなこんなで、ママのお迎えが来ました。おばあちゃんも一緒です!この保育環境に興味津々だったんですって。
一時保育の後は、画像と日誌が送られてきます。ポーズを取らせるわけではないので、撮れ高次第ですが、大体30枚くらいは送られてくるそう。
日誌も見せていただきましたが、かなり長文ですね。しょうこさんの文章表現も素敵だし、我が子の様子が手にとるようにわかります笑
『5kan.』で親も子も育ち合おう
白老の認可外保育園『5kan.』
ここは、「あなたのありのまま」でいられる世界。
良い悪い、上手下手でジャッジされることはなく、その子のまま受け入れてもらえる環境があります。
決められた時間に沿って行うものは一切なし。夢中になっている遊びを取り上げることはありません。
そんな自宅開放と一時保育を担うのは、先生ではなく、あそびコネクター。
子育ての場面では、ついつい、アレの時間だ、コレの時間だと大人の世界に子どもを合わせてしまいがちだけど、子どもが本来持っている時間に合わせてあげることって大事なんだな。と、のびのびと遊ぶ子どもたちを見て、そう感じました。
それができる保育園が白老にあるなんて、なんていい町! ワンダホー!
遊びを学びたい大人や子どもにこの環境を触れさせたいと思えた方。育児に自信がないから、ちょっとしょうこさんのやり方を見せてもらおうかな、という方はいませんか?
また、大人だけの観光の時間を持ちたいとか、こんなに素敵な保育園があるなら白老に行ってみようかな、などなど町外の方もぜひご利用ください。