ナチュの森にオープンした『森の工舎(もりのこうしゃ)』
ここは、旧虎杖中学校の校舎をリノベーションした 自然と科学のミュージアム
ゲゲゲ、科学なんて苦手…。そんな心配ご無用の、誰にでもわかりやすい体験ができたり、お子様の目線に合わせた展示で、大人も子供も楽しめる空間です。
そして、貸し出しできない、のんびり推奨のハイセンスなライブラリーやえほんの部屋も見逃せない!
館内、全てにストーリーがあって、閉校した虎杖中学校や町内の他の小中学校の思い出も大切に大切に、さらに磨きをかけられて展示されています。
今回は、ナチュの森大好きな 5kan. のしょうこさんとしょうこさんの息子のかんかんと一緒にお邪魔して来ました〜。
『森の工舎』基本情報 / information
住所 / ADD | 白老町虎杖浜393-12 |
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電話 / TEL | 0144-84-1272 |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
定休日 | 水・木曜日 ※祝日は営業 |
HP | ナチュの森 森の工舎 |
nachunomori_official | |
入場料 | 無料 |
『森の工舎』へのアクセス・外観
【 アクセス / access 】
『森の工舎』は、スキンケア工園 ナチュの森の一画にあるので、ナチュの森を目指してきてくださいね。
駐車場も十分にあるので、お車でのアクセスが便利!
JR登別駅からは、『 ゆたら号 』という無料バスがあります。
金・土・日・祝・祝前日に運行していて、ちょうど森の工舎の隣に着くので、むっちゃ便利ですよ〜。
【 外観 / outside 】
旧虎杖中学校をリノベーションした『森の工舎』
懐かしい!という方もいらっしゃいますよね。
『森の工舎』を体験しながら巡ってみた
【 エントランス / entrance 】
エントランスを入りま〜す。
まず、目に入ってくるのはウエルカムベアー! 正面にいる、この熊ちゃんは、平成17年の町民植樹祭でチェンソーで製作されたチェンソーアート。
同じく町内で閉校になった白老小学校のロビーで子供たちを見守っていたクマちゃんです。
それを聞いただけでも、なんだかキュンとしませんか?
左側は、白老で閉校になった小中学校5校から、使われなくなったものが並べられています。
それも、こんなに素敵に
もちろん、デザイナーの手によって並べられているから、こんなにもお洒落!
右手にはインフォメーションがあります。
【エントランス・ロビー】
ここは、ステンドグラスや壁面のレンガも虎杖中にあったものをそのまま利用しています。
この大きなソファーは、倶多楽湖(くったらこ)をイメージして作られた『くったらソファー』
日本一丸いと言われている倶多楽湖。外輪山の高さをスケーリングして、同じ縮尺で作られています。
くったらソファーに寝転がると、まるで雨粒が落ちてくるみたい!
この雨粒は、使われなくなった蛍光灯のガラスを溶かして作った『ウォーターバルーン』
暗くなるのが早い冬の夕方は、ライトが点灯するとガラリと雰囲気が変わるそう。
そして、ここで聞こえてくるBGMは、実際に倶多楽湖で採音された自然の音。鳥の声や風の音、木々のおしゃべりが聞こえてきます。
森の工舎 1階
【香りのラボ】
わわわ。なんとお洒落なラボ(実験室)!
ここは、フレグランスデスデザイナーが監修していて、香りの歴史から、香りがもたらす恵み、そして香りの不思議を知ることができます。
香りのクイズも書かれているんだけど、その実際に嗅ぐことのできる香りと答えがこんな風にティスプレイされているの、素敵過ぎやしないか…
お子様も楽しめますね♪
「あなたの香りの思い出は?」と書かれた香りの体験をシェアする場所。
ナビが思い浮かんだのは、外で遊んで帰ってきた息子の頭の匂いでした笑
この窓辺が神々しくも美しくて悶えました。
しかし、一番笑えたのは、この一画。
「足のにおい」「汗のにおい」「加れい臭」などを人工的に再現しているの。
そこでナチュの『自然な、かおりがえ』というデオドラントミストを使うとにおいが消えているよ、という実験ですね。
製品の凄さにもビックリするけど、その悪臭を人工的に作っちゃうっていうのがすごいですね!
クレヨンしんちゃんのお父さんの野原ひろしを連れて来たい衝動…笑
【蒸留実験室】
こちらは、虎杖中時代には技術室だった場所。
入って左手には、蒸留器の仕組みが図解されていて、『精油』と『芳香蒸留水(アロマ)』のわかれ方が一発でわかります!
例えば、ラベンダー4Kgを使用してできる精油は、たったの2gなんですって。
精油って、いいお値段するな〜って思っていたけど、当然ですね!納得!
そして、その奥にあるのが北海道には1台しかない「減圧蒸留器」
実際にここで蒸留したアロマウォーターを使って製品化しているそう。
減圧蒸留器の説明を聞くと、むっちゃすごいの! だけど、ここでは長くなるので、ぜひ森の工舎で聞いてみて欲しいです。
ちなみに、この画像の西村さんが蒸留に関してはなんでも知っている「蒸留おじさん」だそうなので、ぜひ声かけてください!
蒸留実験室では、『 PERFUME DESIGN(パフューム デザイン) 』と『 ポプリづくり』のワークショップできます!
【廊下】
ナチュラルアイランドのブランドストーリーが語られている廊下。
北海道の自然の素晴らしさや生産者さんとの出会いや自分たちの目指す製品作りについて。
って、簡単に書いてしまったけど、それぞれの植物を生産するまでに至った経緯とか機械化せずに手作業で行う理由、全てにドラマがあるんですね。
まるで、何か小説でも読んでいるかのような気持ちになります。ふつふつと温かな気持ちが湧いてきます。
簡単に買ってきた植物を簡単に機械で作業している訳ではない「こだわり」
そんな尋常じゃない「こだわり」を持つ会社が、白老に来てくれた理由は「水」
…って、いうところをぜひここで知って欲しいです!
この製品を使いたくなるし、白老のこと、もっと好きになると思う!
【アトリエ】
ここは、子ども用の体験を行う教室。
見回すと、集音ボードや五線譜のついた黒板…。そう、このアトリエは音楽室だったんですね!
アトリエでも様々なワークショップが準備されているので、ぜひトライしてみてください。
かんかんは、サンキャッチャーを選びました。
ここで以前、すでにサンキャッチャーを作っていたため、すいすい進んで、あっという間にできちゃった!
ここまでを振り返ると…。
なんだか難しいイメージの科学(サイエンス)が、こんなにも自然に簡単に楽しく触れられるなんて、すごいぞ!
『森の工舎』2階はライブラリー
【ライブラリー】
階段を上がって、左側が図書館。入口にいらっしゃるのは、ライブラリー担当の西村さんです。
ここでまず見て欲しいのは天井。
虎杖中では半円のデザインだったものをリノベして円にしたそう。
これは太陽をモチーフにしています。先のエントランスロビーに下がっていた倶多楽湖に降る『雨』につながり、循環を表現しているんですって。
そして、その自然(倶多楽湖の蒸留されたお水と植物)をサイエンスの力で製品化しているナチュをイメージしています。
この太陽イメージの天井にぶら下がっているのはライトで、夕方になると倶多楽ブルーの青のライトになるそうです。
ライブラリーは『自然のめぐみと豊かな暮らしの発見』をテーマに、約3,000冊が選書されているんですって。
借りることはできないので、ここでじっくり読んでいってくださいね。
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とにかく椅子がたくさんあって、それもまるでかくれんぼでもできるようなレイアウトになっています。
壁面に並ぶ椅子や本棚と本棚の間にある椅子。エントランスロビーが見える位置や隠れデスクもあったりして。
お気に入りの椅子を見つけて、じっくり読書時間を持ってみませんか?
かなりのんびりと過ごせるので、平日がおすすめですよ〜。
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西村さんが、毎月開催する『Let’s Sing〜英語で歌おう〜』などのイベントもあります。
開催日は、 Instagram で告知されますので、ぜひフォローしてくださいね!
【えほんの部屋】
こちらは、靴を脱いで上がるスペースになっています。
国内外の絵本を1000冊ほど集めました。
おもちゃやベビースペースもありますよ。
土日祝日は、随時、絵本の読み聞かせも行われます。時間は決まっていなくて、人が集まってきたら読もうか〜?なんて始まるそう。
この日、かんかんが選んだ本は…。『100かいだてのいえ』 自分より大きな本だね!
すっごい真剣!
この本は、現実的なことを言うと、家では難しいサイズの本だと思うんです。
ぜひ、森の工舎に来てください!笑
この隠れ家的なスペース、お子様は大好きだと思います。
あまりにも広いスペースだと不安になっちゃうけど、この小さくまとまったスペースならお子様も安心ですよね。
#森の工舎#えほんの部屋 pic.twitter.com/xFA6RQ7WUJ
— しらおいナビ (@shiraoinavi) April 28, 2023
絵本だけじゃなくて、おもちゃもありますよ〜。
『蒸留カフェ&ショップ』でランチ
同じく森の工舎内にある< 蒸留カフェ&ショップ >でランチしました〜。
お腹が空いたり、読書の合間に、ぜひカフェに寄ってみてください。
しょうこさんとかんかんは、ホットサンドをチョイス。
かんかんは、大好きな青汁ミルク飲んでご満悦でした笑
腹ごしらえをした後も、えほんの部屋で本をたくさん読んで、今度はデザート。
かんかん、今日はとっても素敵な1日だったね!
大人も子供も『森の工舎』
ナチュの森に新たにオープンした『森の工舎』
ナチュラルサイエンス・ナチュラルアイランドが大切にしている「自然」と「科学」について理解が深まり、触れて体験して楽しめる場所。
それも、閉校になった旧虎杖中学校はもちろん、白老町内で閉校になった他の小中学校の思い出も一緒に垣間見ることができます。
『森の工舎』を訪れたら、スマホをオフにして、ライブラリーやえほんの部屋でゆったりとした時間を過ごしませんか?
特に平日は穴場だと思いました! かなり、かな〜り、ゆったりできますよ!