北海道白老町にあるオーベルジュ『ピリカレラホテル』の最大の楽しみは料理!
なんと『和食会席』と『鉄板フレンチ』の2つのフルコース料理からお好きなディナーを選べるんです。
どんな内容なんだろう?
どちらにしようか選び難い…。
ホントに美味しいのか?
料理人はどんな人?
レストランの雰囲気は?
などなど、ピリカレラホテルのお食事について徹底解説!
なかなか北海道までは行けない…
子供が大きくなるまで我慢…
という方は、ぜひぜひ妄想ディナーをお楽しみくださいね♪
朝食やお食事にまつわる情報もご紹介します!
▼お料理以外のピリカレラホテルの情報は、こちらの記事をどうぞ
ディナーは選べるフルコース料理
ナビが宿泊した日のメニューはこちら。ナビがフレンチ。同行のカメラマンは和食をいただきました。
お食事のメニューは、大体前日には決まるそうですが、実際に市場で勧められて旬だったりレアだったりする食材が手に入ることも。そしてお客様の嗜好も併せて、最終的にこの御献立ができるのは、なんと17:00くらいなんですって。
そんなにギリギリまで奮闘されているから、こんなに心を打つお料理に出逢えるんですね〜。
それでは、料理人とフルコースディナーをご紹介します!
和食会席
【和食担当の川上さん】
この投稿をInstagramで見る
和食の担当は川上さん。仕事人・川上さんから見るカウンターはこんな感じ。快くバックヤードまで見せてくれました〜。
川上さんとは偶然白老町内の某カフェで偶然お会いしたのですが、宿泊時のことを覚えていてくださり、非常にフレンドリーで優しい方です♪
【和食ダイニング『シラル』の雰囲気】
この投稿をInstagramで見る
和食会席は、この雰囲気の中でいただきますよ〜。
【この日の『シラル特別会席』】
この投稿をInstagramで見る
●お箸付:落葉きのこの三升漬け/アサリとつぶと木耳の和え物/鯖棒寿し
●造り:松川/北寄貝/ボタン海老/鮑
●焼物:鰊の杉板焼
●蓋物:蟹けんちん蒸し
●箸休め:ブルーベリーうす密煮かき氷
●進肴:白老牛A4ランクサーロインステーキ 牛タタキ
●食事:焼きおにぎり 茶漬け うに
●デザート:いちじく/胡麻ミルクゼリー
同行カメラマンがこちらの和食を堪能しました!
ほおづきの実は、温泉卵の黄身の味噌漬け。もう、これは驚きのビジュアル! まるでこのお皿が日本画のようで、出てきたときには、鳥肌がたちました!
こちらはInstagramで見つけたシラル特別会席。
この投稿をInstagramで見る
やっぱり、和食も食べたい!
この投稿をInstagramで見る
SNSでは和食会席での投稿がたくさん見られます!
鉄板フレンチ
【鉄板フレンチ担当は小山さん】
料理を担当するのは、支配人兼料理長の小山さん。この日、コロナウイルスのワクチン接種をしてきたそうです笑
【レストラン『レプン』の雰囲気】
この投稿をInstagramで見る
鉄板フレンチはこちらのレストラン『レプン』でいただきます。
レプンは、アイヌ語で『海』
アイヌ伝統の住居『チセ』をイメージされていて、天井が高い! そして、鉄板を囲むカウンターで、シェフの美しい所作を見ながらのフレンチです。
【この日の鉄板フレンチメニュー】
この投稿をInstagramで見る
●4種のキノコと秋鮭のマリネ
〜サワークリームと赤ワインのソース
●厚岸産カキのグラチネ
●壮瞥産セミドライトマトのポタージュ
〜登別牛乳の泡〜
●野菜のブレッセ
●日高産ヒラメのポワレ・タラバガニ
〜赤ピーマンとエビのソース〜
●ラム香る柿のグラニテ
●白老牛A4ランクサーロインステーキ
〜ガーリックソルト・わさびオイル・ハニーマスタード〜
●ガーリックライス/白老牛スープ
●小菓子 5点盛り
ちなみに、ナビがこちらのコースをいただきました。
給仕される度に、使っている食材や調理法などを教えていただけるんです。頭で理解してから、舌で味わうわけなので、もう、うなづきまくりですよね。美味しいの、納得なんですよ。
食材は北海道の、それも胆振(いぶり)管内のものをメインに使っているそう。食材調達には、自ら現地に足を運ぶんですって。例えば魚介類は市場に寄り、プロの目から旬食材を勧めてもらったり、野菜なら畑でこだわりの栽培方法を見てきて契約し、採れたてを直送してもらっているんです。
一番最初に出てきたキノコ・プレート。うわぁ、椎茸が踊ってる!と思って聞くと、桔梗原農園 の椎茸だと言うじゃないですか。速攻、桔梗原さんにこの画像送りましたよ。ピリカレラホテルに認められる椎茸なんだな〜桔梗原さんの椎茸…感動!
こんな芸術的な椎茸、これまで見たことなくて興奮しまくりました!
椎茸のバックの白い部分、お皿の柄かと思ったら、サワークリームなんですよ〜。
全てがこんな感じ。まるでお皿がキャンバスで、お料理はそこに描かれている絵画のようでした。
この投稿をInstagramで見る
こんな分厚いヒラメ、初めて見ました!
本当に美味しくて、とっても食べやすいフレンチです!
日本人の口に合うというか。海外で食べると、食べ慣れていない食材だったり、味付けだったりして、微妙な1品が出てくることがあるけど、このコースは間違いなく全部イケてた!
それもそのはず。和食の川上さんに出汁のとり方を聞いたり、アドバイスをもらうこともあるんですって。なるほど、納得でした!
この投稿をInstagramで見る
この白老牛ステーキ、当然むちゃくちゃ美味しかったんですけどね。その後で出てくるガーリックライスと白老牛のスープをかけるお茶漬けが悶絶クラスでした。これ、言葉が出なくて、思わず笑いが込み上げた一品でした。ニヤニヤが止まらないの。
このお茶漬けを目当てに来るリピーターさんもいるんですって。わかる、わかる、わかりすぎる。
でも、ナビが一番感動したのは、白老牛の周りで舞っているポテトチップス! 種類の違うじゃがいもが使われていて、サックサクで驚愕旨! この食感すごすぎる。なんと小山さんから、おかわりいただいちゃいました笑
レセプションルームで食後酒と一緒に、本日のナビ的MVPであるこのポテトチップスを堪能したのでした。
今、画像を見ながらこの文章を書いていますが、思い出しただけでもあの時の感動が蘇ってきます。間違いなく記憶に刻まれるお料理ですし、胃袋をつかまれる、ってこういうことなんだな、と思います。
【ドリンク】
この投稿をInstagramで見る
ドリンクはほぼなんでもそろっています。
ラウンジには食後酒がありますよ。
朝食
この投稿をInstagramで見る
朝食は、和食か洋食を選べます。ナビは和食にしました。この日のメニューは…。
●いくらの醤油漬け
●あぶり漬けマグロのおろしがけ
●虎杖浜産たらこ
●ヤリイカの佃煮
●エビのせ卵豆腐
●北竜町産黒千石大豆納豆
●きのこの時雨煮とほうれん草
●無農薬野菜のサラダ
●漬物・海苔
●壮瞥産ななつぼし
●フルーツカクテル
●ヨーグルト
●登別牛乳
あと、包み焼きがありましたが、お魚の名前を失認しました汗
ご飯は温泉水を使った釜炊きで、底にはおこげがありました。完璧!
この朝食時に、スタッフの美魔女・吉田さんと話したの、楽しかったな〜。まかないがすごく美味しすぎて、仕事の日は1食しか食べないそう。家に帰ったら、あとはお酒だけでいいって言ってました笑
スタッフに聞いた料理にまつわるアレコレ
【食材について】
スタッフの方と一番お話ができたのはお食事の時。
まずは食材についての話。
食材はチーフ自ら市場や産地に出向いて、選りすぐりのものを調達してくる…というのは先にも書いたんですけど、奇跡的に手に入る食材もあるそう。
例えば懇意にしている地元の猟師さん。メスの2才以下の鹿を仕留めたら山から連絡が入るんですって。そこで解体して、フレッシュなままで仕入れるから、あるのは臭みではなくて風味だそう。
また時期によって、白老産の子羊を丸々1頭仕入れることも。
これらのミラクルな食材がある時は、チェックインの際にご案内されるそうです。そんな食材に出逢えたら、絶対に食べるべきですね!
【お正月の特別コース】
なんと、お正月期間(12/31〜1/3)は和食とフレンチのミックスコースが提供されて、お値段そのまま。多分、1年を通して、1番お得…と言われてました。
常連さんが毎年この時期にやってきて、また来年の予約をしていくのだそうです。
今回は鉄板フレンチをいただいてノックアウトだったのですが、和食もかなりかなりかな〜り魅力的だったんですよね。それを両方楽しめるなんて!
狙い目は、お正月ですよ!
レストランのドレスコードや注意点は?
【ドレスコード】
こんなにすごいレストランだから、ドレスコードもあるのかな?と思いきや…。
なんと温泉に浸かった後のパジャマ&スリッパでレストラン利用OKなんです。これ、1番驚きました!
日本人的には、この源泉かけ流し温泉には、まず到着したらすぐに入りたいし、そこでパジャマになったら、もう着替えたくないですもんね。
お洒落なアイヌ文様をあしらった館内着をチョイスできるようになっているし、このリラックスできる状態でいただくから、さらに美味しくなるんじゃないかな〜。
【お好みチョイス】
とにかく、いつもの自分スタイルでお食事をお楽しみください、というコンセプトなので、例えば鉄板フレンチのコースでも、ナイフとフォークだけではなく、お箸も準備されているんです。
はじめから準備されていると使いやすいですよね。お箸ありますか〜?って聞きづらいし。
そしてドリンクも、フレンチだからワイン、和食だから日本酒、ではなくて、お好きなものをどうぞと言われました。
『自分スタイル』で楽しんでください、という半端ない自由度がこのお料理たちをさら引き立てているんだなぁと感じました。
ピリカレラホテルの極上ディナー&朝食
これだけ手をかけてるお料理、多分食べたことがないです、今までの人生。「美味しい」だけでは表現できないお食事でした。
格式が高すぎるとマナーなどにも気を遣いますし、各国のお料理なら本場すぎて自分の日本人的味覚とズレがあったりするじゃないですか。
このグレードのお食事を、館内着のまま自分好みでどうぞ、というスタイル。そしてフレンチにも和の要素を取り入れられているなど、特別なのに普段の自分のままでいただけるお料理なんですね。
ナビ的には、ホイホイ行ける場所ではないけど、絶対にまた行くぞ!と決意して、タナボタ貯金を開始しました!
サプライズにならなくなるから、コソッと書くけど、何かの記念日での宿泊なら予約時にぜひ相談してみてください♪