ウポポイ(民族共生象徴空間)の歓迎広場にある『カフェ リムセ』
リムセで提供されているのは、アイヌの伝統料理やおやつが中心。
ウポポイでアイヌ文化に触れたら、ぜひアイヌ料理も食べて欲しい!
そして、リムセには同法人が制作した商品やお土産物も販売していますよ。
社会福祉法人ホープ が運営する真新しい空間には、これまで積み重ねてきたものや木の温もり、そしてたくさんの人の想いが詰まっています。
店長の田湯さんにお話を聞きしました。
※メニューの画像提供:Café RIMSE
ウポポイ内『Cafe RIMSE』基本情報 / information
住所 / ADD | 白老町若草町2-2-1(ウポポイ歓迎の広場内) |
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TEL | 0144-85-2177 |
営業時間 | ウポポイの開園日時に準ずる |
定休日 | ウポポイの閉園日時に準ずる |
wifi | ウポポイのフリーwifi使用可 / Available |
『カフェ リムセ』のアクセス・外観・店内
【 アクセス / Acsess 】
カフェリムセは、ウポポイの入場ゲート前の歓迎の広場にあるので、リムセに行くだけなら、ウポポイの入場料金はかかりません。いざないの回廊を過ぎると、すぐにありますよ。
ぜひお気軽に、お食事やスイーツ目的に寄ってくださいね。
【 外観 / Outside 】
階段とスロープがあるので、どなたでも入りやすいです。
大きなテーブルがあり、10人程度は余裕で座れます。また、店舗敷地の周りもベンチとして座れますよ。
【 店内 / inside 】
入口を入ると、オーダーカウンターがありますので、ここで注文します。
2人掛けのテーブルが4卓、カウンターが2席×2あります。
カウンターには、コンセントが設置されているので、ちょこっと充電できるのが嬉しいですね!
ここで人の動きを眺めながらコーヒー飲むの、好きです。
お食事タイムを外して、ウポポイ見学に疲れたら、ぜひどうぞ。再入園できますよ。
家具は、主に北海道内産のナラ材が使われていて、こんなにかわいい!お子様用のクッションもあります。
壁にはアイヌ文様刺繍をつなげたパッチワークが飾られています。これは、「みんなの心つなげる『巨大パッチワーク』の会(白老町)」が制作したものです。
パッチワークの一つ一つ、刺繍の一針一針に想いが詰まった作品は、圧倒的な雰囲気を感じます。
椅子に置かれたクッションにも刺繍が施されています。これは、同法人の刺繍班が制作したものです。
スタッフがつけている名札の刺繍もぜひ見てみてください。
歓迎の広場『Cafe RIMSE』メニュー
アイヌの伝統料理中心のメニューです。アイヌ語には
(画像提供:Cafe RIMSE / 説明文はメニュー表より引用)
2024年1月最終確認。メニュー内容や価格は変更になる場合があります。
【 お食事 / meal 】
※お食事に+150円でドリンクを付けられます
●チェプオハウ ¥800
白老産の鮭と野菜のオハウ(野草茶つき)
プ(鮭)オハウ(汁物)
チェ●チェプオハウセット ¥1,400
チェプオハウ・いなきびごはん・ラタシケプ・小鉢・漬物・コンプシト・野草茶
プ:混ぜ煮。リムセでは、カボチャ・小豆・昆布・陳皮と山椒の実<シケレペ(キハダ)の実の代用>を使用。
ラタシケコンプシト:コンプ(昆布)シト(団子) 日高地方出身のアイヌの方から教わったお団子。昆布を素揚げにして砕いたものを黒糖や醤油などで煮たタレをいももちににからめています。
●キナオハウ ¥800
厚揚げと野菜のオハウ(野草茶つき)
キナ:野菜
●キナオハウセット ¥1,400
キナオハウ・いなきびごはん・ラタシケプ・小鉢・漬物・コンプシト・野草茶
●ミニ鮭といくら親子丼 ¥900 数量限定
白老産の鮭といくらを乗せた親子丼(味噌汁・漬物・野草茶つき)
●道産子野菜カレー ¥1,000
道産野菜の素揚げをトッピングしたカレー(サラダ・漬物・野草茶つき)
●ユクカツカレー ¥1,400
白老産鹿肉のカツと道産野菜の素揚げをトッピングしたカレー(サラダ・漬物・野草茶つき)
ク:鹿
ユ
●ペネイモぜんざい ¥600
ベジタリアン対応ペネイモ:じゃがいもを凍らせて作ったアイヌ料理のお団子
※ごはんの大盛り +¥100
※いなきびごはん 単品¥200、大盛¥300
※お食事に+¥200でSサイズのドリンクお付けできます
【 軽食他 / Light meal & others 】
※プラス200円でドリンクを付けられます。
●ペネイモ ¥400
●とうきび揚げ ¥400
とうもろこしを練りこんだ揚げかまぼこ
●鶏ザンギ ¥400
鶏のから揚げのことを北海道ではザンギと呼びます
●フライドポテト ¥400
●ポテトフォンデュ ¥400
カマンベールチーズが入ったいももち
●ミニアメリカンドッグ ¥400
●インカのめざめ ミニコロッケ ¥400
●カレーパン ¥300
●白老産エゾ鹿肉のフランクフルト ¥500
●白い恋人ソフトクリーム(ホワイト・ミックス・ブラック) ¥400
●ブラックベリーサンデー ¥600
白い恋人ソフトクリームに白老産ブラックベリーの自家製ソースをトッピングしました!
【 ドリンク / beverage 】
●温かいお飲み物 / Hot drink
コーヒー・カフェラテ・ココア・ミルク・紅茶
●冷たいお飲み物 / Cold drink
コーヒー・カフェラテ・ココア・ミルク・アイスティ・ウーロン茶・オレンジジュース・コカコーラ・山ぶどう・山ぶどうスカッシュ・ファンタメロン・ピヤパの甘酒・コーヒーフロート・コーラフロート・メロンフロート
ピヤパ(ヒエ)の甘酒:ヒエと米麹だけで造ったヘルシーな甘酒。
●アルコール
サッポロクラシック(北海道限定ビール)・カムイトノト
カムイ(神)トノト(酒):アイヌ民族の儀式に欠かせない伝統的なヒエを使ったお酒。
Cafe RIMSEのこれまでとこれから
【旧アイヌ民族博物館でアイヌ料理を提供】
カフェリムセは、ウポポイの前身『旧アイヌ民族博物館』の頃より、アイヌ料理を提供してきました。
博物館で働いていた職員の方からの直伝でつくるシンプルなアイヌ料理は、非常に人気があり、ここで4年間の経験を培いました。
【シンプルなアイヌ料理を提供し続けたい】
ウポポイのオープンと共に、『Cafe RIMSE』としてオープン。
現在は登別温泉の某温泉旅館で勤め上げた料理長が、シンプルなアイヌ料理を提供するべく奮闘していますよ。
これまで培ってきた経験と料理長の技で、Cafe RIMSEのメニューを提供していきます!
【共生を目指して】
カフェリムセに入ると、右手に社会福祉法人ホープのめざす姿が掲げられています。
私たちがめざしてきたもの
『どんな障害があっても、白老で普通に暮らしていきたい』
そんな障がい者の願いを実現するために白老町手をつなぐ育成会が誕生しました。
まずは働く場、その思いがフロンティアという作業場につながりました。
ボランティアを期待する運営からの脱却を願って社会福祉法人ホープを設立しました。
『Cafe RIMSE』は障がい者の社会参加と自立を願って創られました。
障がい者が暮らしやすい社会は、誰にとっても暮らしやすい社会です。
私たちはお互いの違いを認め合う社会を願っています。
ウポポイのような大きな国立博物館、それも多文化共生を掲げている場所に、同じく共生をテーマにしている社会福祉法人として参加できることを非常に意味のあることだと感じている。と田湯さん。
こうした理念をもって、日々お仕事をされているって、本当に尊敬です。言葉にならない感情が湧いて、ウルッとしちゃいました。
『Cafe RIMSE』でアイヌ伝統料理&スイーツ
Cafe RIMSEは、ウポポイの開園時間と一緒に始まるので、朝食利用もできちゃう便利なカフェ。
朝食やちょっとしたおやつにちょうどいい、軽食がそろっているのも魅力。
ウポポイ前後の腹ごしらえには最適ですね。
そして、ウポポイと同じく『共生』がテーマになっているカフェだから、その温かい気持ちもぜひ感じて欲しい!
リムセで働くスタッフの笑顔、素敵ですよ